諸費用は結局いくら?
無理ない返済ラインの決め方
物件価格しか見ていないと、必ずつまずく
広告に大きく出ているのは物件価格です。でも実際に支払うのは、それだけではありません。契約や登記、ローンの手続きにお金がかかり、これらを合わせて「諸費用」と呼びます。
ここを知らずに「価格ちょうどの貯金」で動くと、契約直前で足りないことに気づきます。順番として、まず総額を把握するのが安全です。
諸費用の中身(ざっくり)
- ・仲介手数料
- ・登記費用(司法書士)
- ・住宅ローンの事務手数料・保証料
- ・火災保険
- ・固定資産税の精算金
- ・(必要なら)リフォーム費用
たとえば3,000万円の物件なら、諸費用でおよそ200〜300万円を別に見ておくイメージです。「頭金ゼロでも買える」は本当でも、諸費用まで借りると初日から資産がマイナスになります。
3,000万円の物件、"総額"はいくら?
物件価格に諸費用を足したものが、あなたが本当に用意する"総額"です。図にするとこうなります。
無理のない返済ラインの目安
よく「年収の◯倍まで」と言いますが、大事なのは毎月の手取りに対して返済が重すぎないかです。分けて考えると分かりやすくなります。目安として、ローン返済は手取りの2.5〜3割まで。管理費・修繕積立金・固定資産税は、それとは別に月2〜3万円みておきます。
たとえば年収600万円・手取り月40万円の方なら、ローン返済は月12万円前後(借入おおよそ4,250万円)まで。これに管理費・修繕・固定資産税を月3万ほど足して、住居費の合計は月15万円くらいまで、が無理のない目安です。※借入額は金利1.0%・35年・元利均等での概算です。金利や借入年数で変わるので、あくまで目安として見てください。
ゆとりあり
無理ない目安
要注意
忘れてはいけない「生活防衛費」
返済ラインと並んで大事なのが生活防衛費です。半年分の生活費は、手をつけずに残す。これがあるかないかで、買った後の安心感が全く違います。
頭金・諸費用を全部借りると、どうなる
諸費用まで含めて全額ローンにする(オーバーローン)と、月々は組めても、売るときに"ローン残高>売却価格"になりやすくなります。数年で手放す事情が出たとき、差額を現金で埋めることになりかねません。
借りられる額と、無理なく返せる額は別物です。ここを混同させてくる営業には、気をつけてください。
あなたの上限は、あなたの数字でしか出ない
年収・貯金・今の支出は人それぞれ。だから「あなたが無理なく買える上限」は、一般論では出せません。差し支えない範囲で数字を教えていただければ、諸費用込みの総額と、無理のない返済ラインを私が計算してお返しします。営業の連絡はしません。
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